UFC Fight Night 141 アンダーカード観戦ポイント!
UFC Fight Night 141は日本時間の11月24日の17時から行われる大会です。
夕方にUFCが見られる貴重な大会ですが、無名な選手が多く、
楽しみ方がわからない!という方もいらっしゃると思います。
そこで今回はアンダーカードの見どころを紹介していきたいと思います!
第一試合
スモルカ vs スムダージ
観戦ポイント:フィニッシュ必至の試合!戦場はスタンド?グラウンド?
スモルカはUFCで何回か戦ったので、ご存知の方も多いと思います。高身長のグラップラーであり、ジャブでプレッシャーをかけながら相手のテイクダウンを誘い、そこから自分の得意なスクランブルを展開していきます。
スムダージは打撃家です。リーチが長くパンチ力があり、サウスポーを活かしたハイキックも強力です。しかし、サブミッションディフェンスが悪いファイターです。
スモルカはサブミッション能力は高いですが、テイクダウンが得意でなく、打撃のディフェンスも悪いファイターです。つまり、お互いがお互いを攻略する道のある試合です!どちらの方が相手の弱点をうまく攻略できるか、期待です!
第二試合
ホランド vs フィリップス
観戦ポイント:またもフィニッシュ必至の試合!フィジカル vs テクニック!
ホランドはサイズの大きいフィジカルモンスターです。リーチを活かして遠い距離からカウンターし、近距離ではフィジカルを活かしてテイクダウンを狙います。OSPに近いファイターです。フィジカルが強く非常に打たれ強いので、相手は削られやすいです。
フィリップスは破壊力あるテクニカルなストライカーです。サウスポーを活かしたミドルキックやパンチのコンビネーションが得意です。しかし、テイクダウンディフェンスが悪く、グラウンドも苦手なファイターです。
この試合はホランドがフィリップスをテイクダウンできるかにかかっていると思います。打撃ではよりテクニカルなフィリップスが優勢ではないかと思います。フィリップスのテイクダウンディフェンスが良くないですが、ホランドはテイクダウンがそこまで得意なファイターではないため、フィリップスにも十分勝算がある試合だと思います。
第三試合
シャオナン vs 朱里
観戦ポイント:名勝負予想!朱里はシャオナンをペースアウトできるか
シャオナンはフットワークのいいストライカーです。遠い距離からのキック、特に左ハイキックが得意で、近い距離では打ち合います。しかし、ラウンドごとにペースが遅くなります。
朱里は非常にハイペースな打撃家です。スタミナが非常によく、距離を詰めていき、果敢に打ち合います。しかし、フットワークが良くないため、コンビネーション終わりが危なっかしいです。
この試合はシャオナンがフットワークとキックで序盤優勢だと思いますが、シャオナンより朱里の方がいいスタミナを持っています。朱里はキックの距離よりも詰めていき、打ち合いの距離で戦いたいところです。どちらも気持ちの強いファイターのため、互いに一歩も譲らない、いい試合になると思います!
第四試合
ピンユアン vs デイ
観戦ポイント:身長差10センチ!ピンユアンはサイズ差を克服し、自国で勝利できるか
ピンユアンは強力なパンチ、テイクダウン、サブミッションを持つなんでもそこそこできるファイターです。サブミッション負けが多いですが、前回の試合でスタシアクに勝っており、ある程度克服した様子です。
デイはテコンドーがベースのファイターで、スピニングキックが得意です。長身でハイペースな打撃をしますが、テイクダウンに弱いのが弱点です。
この試合はピンユアンが長身から繰り出されるデイのキックをくぐり抜け、テイクダウンまで持ち込めるかにかかっていると思います。もし、デイがテイクダウンをディフェンスできれば、熱い打撃戦になると思います。
第五試合
ウェイリ vs アギーラ
観戦ポイント:新星ウェイリはアギーラのテイクダウンをディフェンスできるか
ウェイリは打撃家で、いいフットワークとスイッチを武器にアウトファイトをします。組も悪くなく、クリンチからのテイクダウンが得意です。個人的にかなり期待しているファイターです。
アギーラはグラップラーです。しかし、グラップリングをするには年齢のせいかスタミナが持たず、相手をコントロールできません。最近の試合ではその代わりに進化した打撃を見せていました。
この試合はどちらが勝つかよりもウェイリのポテンシャルがどれほどかに焦点を当てる試合だと思います。ウェイリがアギーラのテイクダウンを防ぎ、自分の強さを証明することに期待します。
第六試合
ヤオチョーン vs カーター
観戦ポイント:体重オーバーのカーターにヤオチョーンは地元で制裁を下せるか!
ヤオチョーンは北京出身の地元のファイターで今回はデビュー戦はヘビー級でしたが、ライトヘビーに下げ、階級以上のサイズを手に入れました。非常に大振りなファイターで、組からの柔道投げ、ギロチンのあるファイターです。しかし、打撃ディフェンスが大振りな分悪く、テイクダウンディフェンスもいいとは言えないです。
カーターはUFCデビュー以来3連敗を喫し、ライトヘビーに落とす予定でしたが、減量に失敗してしまいました。ヘビー級らしいパンチを持ち、特に左フック、右ストレートが得意です。しかし、スタミナが非常に悪く、打たれ弱いため、序盤に相手をKOできない場合、自分がKOされます。
スキルで優勢なのはカーターだと思います。しかし、それは長く持たず、ヤオチョーンの方がローを効かせだんだん形勢が逆転してくると思います。この試合は予想が難しいですが、個人的に地元のヤオチョーンが体重オーバーのカーターを制裁することに期待です!
第七試合
ヤナン vs ミュラー
観戦ポイント:今度は相性が悪くない相手!ヤナンのフライ級デビューは成功なるか?
ヤナンは散打を専攻している大学生ファイターです。前回バンタム級でマザニーと戦いましたが、テイクダウンディフェンスが致命的にできず、得意の打撃を見せられずに負けてしまいました。今回は階級を落とし、サイズのアドバンテージを得ているのでどれだけテイクダウンディフェンスがうまくなっているか気になるところです。
ミュラーはボクシングが得意なファイターです。テイクダウンもできますが、あまり使いません。非常にペースの高いファイターです。
ミュラーはテイクダウンもありますが、基本的に打撃がメインのファイターで、ヤナンにとって相性の悪くないファイターです。ミュラーにテイクダウンされてしまうようでは全然だめだと思いますが、サイズを武器にテイクダウンを防ぎ、打撃戦にできたら面白い試合になると思います!
第八試合
ケナン vs モロノ
観戦ポイント:絶対に面白い打撃戦!判定まで持つのか!
ケナンは強力な左ミドル、右ストレートを持つストライカーです。スピードが遅く、ディフェンスが悪いですが、その分打たれ強く、面白い試合をします。
モロノもストライカーで、非常にアグレッシブでインパクトのある打撃をするファイターです。フットワークがよく、スタミナがいいです。実は柔術黒帯ですが、テイクダウンはあまり使いません。ケナン同様打たれ強く、ディフェンスが悪いです。
絶対に面白くなる試合です。二人ともアグレッシブでディフェンスが悪い分、激しい試合になると思います。個人的にはケナンの左ミドル、右ストレート、モロノのロー、左フックに注目です!